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石と銀の装身具

conlemani.exblog.jp

金属を形作る?

今日は金属の加工についてのおはなしを。

金属は熱すると柔らかくなります。

金属それぞれの融点を超えると、あんなに硬いものが溶けるのです!
でもとっても熱くしないとだめですが・・



あつあつのモノはさわれませんが、冷めてからも少し柔らかいのです。
なので、熱してから曲げる、叩いて伸ばすなどして形作ります。
そうして何度か加工すると、また硬くなるのです。

金属と金属をくっつけるのも火で熱して付けます。
銀ならば、銀よりも融点を低くした銀ロウというものを媒介にして
両方の銀が同じ熱さに白っぽくなったときにロウが溶けてくっつきます。

大きさが違うものを一瞬だけ同じ温度にするスリル(小さいほうが溶けたりするので)!
銀がオレンジ色になり、一瞬白っぽく、その瞬間ロウ(金属片)がスーッと液体になる瞬間!
原始の血がさわぐと云うか、なんともいえません。
あともうひとつの方法。
ワックスというロウ(ほんとにロウソクみたい)を削ったりして形作り、
石膏で型をとり、そこに溶かした銀を流し込む鋳造というやりかた。
これは、いくつも同じモノを作りたいときや、硬い金属を使って手でする加工が
難しい場合(例えば複雑な形の石枠を作るとか)に便利。

最近は銀粘土を使われてるかたも多いですよね。
わたしは未体験なのですが、あれは錬金術??
なんで粘土が銀に変わるのか、不思議です!

なんにせよあの硬い金属が、自分の好きな形にできるというのが
毎回驚きであり喜びです
金属を形作る?_b0185897_125830.jpg

写真は鋳造でリング台を、そのあと丸く溶かした銀を入れてくっつけてあります。
by a_dopo | 2009-07-07 12:13 | その他
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